室生寺 奈良時代末の創建。創始期の姿が見られる唯一の山地寺院。天平の香りただよう可憐な五重の塔や金堂、本堂などの堂塔が室生山の深き緑の木立の間に散在し、国宝の釈迦如来像をはじめ、重要文化財級の仏像や寺宝も多く、女人高野として親しまれてきた佇まいを美しい自然が艶やかに奏でている。
談山神社 大化改新に尽くした藤原鎌足公の遺骨を阿威山からこの地に改葬し、十三重塔を建て妙楽寺をおこしたのがはじまり。朱塗りの本殿、拝殿や日本唯一の木造十三重塔(いずれも重要文化財)は、紅葉の季節をはじめ、四季を通じて絶好の被写体としても親しまれている。